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保険業界にも広がるペーパーレス化

金融システムを提供するシンプレクスは、SBI生命の代理店向け申し込みペーパーレスシステム構築を発表した。
このシステムは、SBI生命の代理店窓口販売における新しいチャネルとして導入されるもので、一連の保険申込手続きをペーパーレスで完結できるものだという。2018年11月1日より本番稼動する予定。

シンプレクス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金子英樹、以下:シンプレクス)は、SBI生命保険株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:飯沼邦彦、以下:SBI生命)の代理店向け申込ペーパーレスシステムを構築しました。

参照:SBI生命の代理店向け申込ペーパーレスシステムを構築


シンプレクスといえば、今回のSBI生命以外にも、外為どっとコムやDMM.com証券、DMM BITCOIN、松井証券、オリックス生命、農林中央金庫など多数の金融系企業をクライアントに持つ。
これまで培ってきたノウハウと記述力は、世界でも折り紙付きだ。
国内ではなく、世界レベルでTOP100に入るほどだ。

何かと敷居が高く、腰の重いイメージのある金融業界だが、世界にも誇れるフィンテック企業が国内にあるというは何とも頼もしい。
今回のSBI生命など保険業に限らず、金融商品に関しては代理店制度を導入しているところが多い。
そうなると、管理に関しても、業務や営業支援としてもシステムの導入や、そのシステムの刷新などが必要になってくる。
消費者によりよいサービスを届けるためには、システムの進歩というものは欠かせない。
昨今叫ばれる“ペーパーレス”、“キャッシュレス”などの流れがあるなかで、現場やシステムがどこまでスピーディに対応していけるのか。

今回のリリースでも、あくまで“窓口販売の”手続きがペーパーレスになるという点にとどまっているところがポイントのように思う。
恐らく、この先には、“窓口販売”という言葉、説明が無くなる日が来るのだろう。
全てオンライン。
現状では保険業法などの関係で、対面で対応しなければいけない決まりがある。

不動産業界において、IT重説(※)が認められるようになったのが2017年10月。
※IT重説:宅建業法第35条に基づき宅地建物取引士が行う重要事項説明を、テレビ会議等のITを活用して行うもの。

間違いなく時代の流れとしては、生命保険の加入手続きにおいても、オンラインで完結できる日が来るだろう。
その時にまたどのような新たな仕組みが出来上がるのか、どのようなアイデアが出てくるのか非常に楽しみだ。

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