ペーパーレスとは
契約書や報告書などの書類を、データ化し電子的にやり取りをすることで、紙を使用しないこと、またはその状況。
国会や各企業でもペーパーレス化推進の動きが活発だが、ペーパーレス化とはどのような事を指すのだろうか。
「ペーパーレスとは」のキーワードで調べてみると次ように出てくる。
「ペーパーレスとは」 by コトバンク
報告書などの書類を、ネットワークやフロッピーディスクなどを通して電子的にやりとりし、紙を使用しないようにすること。 情報のやりとりの効率化と、紙の節約を目的とする。
参照:ペーパーレス(ぺーぱーれす)とは – コトバンク
「ペーパーレスとは」 by 働き方改革ラボ
「ペーパーレス(Paperless)」とは、その名の通り、”paper(紙)”を”less(より少なく)”していくことであり、紙媒体でやりとりしていた文書や資料、データを電子化し、ネットワーク上において、紙の利用を最小限にしていくことです。
参照:本質に切り込む!いまさら聞けないペーパーレスとは?
厳密には、「ペーパーレス」は紙(Paper)が無い(Less)状況の事であり、「ペーパーレス化」は、ペーパーレスの状況を生み出すための行動や活動の事を指す。
技術の進歩によってこれまで紙素材によって賄われていた様々モノや情報などが、ペーパーレス化されている。
例えば新聞や書籍、雑誌、マンガなどは電子書籍という形でペーパーレス化されている。
手紙や文通、交換日記などもメール、LINE、Facebook、Twitter、InstagramなどのSNSによってペーパーレス化されていると言って過言ではないだろう。
広告の分野においては、デジタルサイネージというものが出現し、駅の柱に貼っていた大きなポスターや、電車内の中吊り広告、ドアのステッカーはほとんど動画広告に移るという形でペーパーレス化が進んでいる。
だからといって完全に紙媒体が無くなるということはないとはおもうものの、確実にペーパーレス化は進んでいると言える。
また、紙幣のペーパーレス化も進んでいると言えるだろう。
つまりキャッシュレスだ。電子マネー元年と言われた2018年。
PayPay、楽天Pay、LinePay、各種クレジットカード、QRコード決済などさまざまな決済サービスが提供された。
そして、法整備が整ったことでビジネスシーンにおいてもペーパーレス化の大きな変化が起き始めている。
契約書の電子化が認められるようになったことで、ビジネス文書のペーパーレス化が大きく注目されている。
ビジネス規模にもよるが、年間で数千万円のコストカットを試算する企業もあるほどだ。
今まで当たり前に紙や紙素材で行っているモノやコトでも、まだまだ電子化できるものがあるのかもしれない。
何でもかんでもペーパーレス化することが良いとこだというわけではないが、紙の原料が木材であることを考えると少なからず環境面においての恩恵はあるのではないかとも思う。
必要なもの不必要なものを見極めつつ、適宜ペーパーレス化が浸透していくことを期待したい。