長期署名とは
電子署名の検証期間は電子証明書の有効期間(通常1~3年)に限られるが、これを超えて、10年以上の無制限の長期にわたる検証を可能にした電子署名の国際規格。
紙での契約書の場合、有効期間を記載し、自動更新の条文を入れることで継続的にその効力を保持します。
電子契約の場合、電子署名や
タイムスタンプはどちらも暗号技術を基盤としているため、有効期限があります。
技術の進歩などにより暗号が破られるリスクを見越して、有効期限を定めています。
電子契約書を検証できる期間は、電子署名だけだった場合はその有効期間で通常1~3年間。
電子署名に
タイムスタンプを付した場合で10年間です。
有効期間が切れると、当然署名の証拠力は弱まります。
これだと10年を超える契約が電子契約では結べないということになってしまうため、10年ごとに新しい暗号技術に基づく
タイムスタンプを付すことで、10年、20年、30年と延長していく仕組みです。